ブログとしては久しぶりの更新になります。
ここ数週間、ちまちまと作っていた『デマ・誤報関連ニュースログ』がとりあえずの形になったので公開します。
どういうもの?
過去(ここ10年くらい)に起こった、デマ、誤報関連のニュースを、それが流れた日付で入力して、カレンダー表示にしてあります。また、詐欺や悪徳商法、セキュリティ関連などの「人を騙す情報」の要素を含むニュースについても副次的に入れてあります。
あと参考用に「社会的出来事」として、そのデマや誤報に関連する重大な出来事が起きた日付についても入力してあります。
2019年10月18日現在、約200件ほど入力してあります。
大まかな仕様
一月ごとの表示で、最初は今月が表示されます。
カテゴリー毎に色分け表示しています。
文字をクリックすると、その概要のページ(現在ほとんどの場合はタグとそのソースページへのリンクのみです)に飛びます。
PC
左上:カテゴリーの選択
右上<>:月の移動
右上「今日」:今日に移動
右上「日付を指定」:指定された年月日に飛びます。本来「日」は必要ないのですが、現在の仕様上、月を選択した後に適当な日付をクリックしてください。
スマホ
中央上:カテゴリーの選択
上左<>:月の移動
上中央「今日」:今日に移動
上右「日付を指定」:指定された年月日に飛びます。本来「日」は必要ないのですが、現在の仕様上、月を選択した後に適当な日付をクリックしてください。
ニュース一覧(制作中)
ニュース一覧ページです。今の段階ではただ入力した記事の一覧がずらっと表示されるだけです。検索には便利ですが冗長すぎるので、出来ればカスタマイズしたいです。
使っているプラグイン
便利なシステムをプログラムで組めれば良かったのですが、そこまでの技術も学んでいる時間もなかったので、Wordpress内でプラグインを使用させてもらいました。
「Event Organizer」というスケジュールプラグインを使用し、そのイベント機能を利用して、一つの記事に一つのイベントを当てはめることで、カレンダー表示が出来るようにしてあります。
諸注意(重要)
こちらは、あくまで私がブックマークしておいたものをまとめただけなので、全てのデマ、誤報などが掲載されているわけではございません。見逃しているもの、未入力のもの、または信憑性の確認がとりづらく、避けているものなどございます。
また、その記事自体に間違いがあるもの、時間経過により事実が発覚して記事内容に誤りが生じたものなども含まれている場合もございます。
その情報の確認は、必ず利用される方が行ってください。
公開しているものである以上は最大限正確を期すようにしますが、あくまで個人の作ったブックマーク集という認識でお願いいたします。
また、検証の記事等では、タイトルが必ずしもデマであると限らない(調べたけど必ずしもそうとは言えないなど)もあるので、タイトルで即断せず、元記事を読まれることを強くオススメします(そのためにページを挟んでしまうので少しめんどくさくなっていますが、改良出来るように検討中)。
何故作ったの?
理由の大半は自分用です。
今まで、デマとか誤報関連のニュースが目に付いたらはてなブックマークに登録したり、ローカルに保存はしておいたのですが、それをまとめる時間がなく、具体的な方法が見つからなかったので、そのまま放置しておりました。ただ、それでは過去のそれらを検索したくてもかなり難しくなってきていたので、時間が少し出来た今、まとめ直すことにして、それなら公開する形にしてもいいのではと思いました。
昨今のデマの多くには、過去に流れたものがまた時間を経て流れるというパターンが非常に多くなっています。特に画像デマ(例)、エチルエーテルなどの犯罪警戒系、災害時のデマなど。ただ、過去を見てそれらがデマだと知っていれば、そこから未来で流れるものの拡大を止める一助となる可能性があります。
これにより、同じようなデマの流布が繰り返されることを防止したり、流れた瞬間に「それ、過去に起こったデマだから」と指摘しやすいように出来るのなら、幾分防止出来るでしょうし。
あと、最近はデマの検証をしている人が増えていますが、そういう人が過去に起きたデマを調べるための一助になるのであれば、それもよいかなと。
Q&A
Q:Googleカレンダーとかにして、皆で入力できるようにすればよかったんじゃ?
それも考えたのですが。現在のところはWikiなどのように不特定多数の入力を行うと、悪意のある入力や改変も紛れ込む恐れもあったので、それを防止する為に自分だけが入力してゆく形としました。もし複数人による編集が出来る体勢になったら、Wordpressにもそういう機能はあるので。
勿論他でそういう悪意の流入を防止出来て、不特定多数参加型で作れるものがあれば、それはいいと思います。
Q:あの時のあのデマ(訂正情報)が入ってない
現状では、手元にとっておいたニュースから情報を入れています。
また、現在のところTwitterでの指摘は入れていません。これは情報の確認がとりにくいというのがあります(ただし、Twitterでニュース記事を引用している場合は、そちらのものをリンクさせてもらっています)。
あと、匿名掲示板のまとめ系や制作者の身元がはっきりしていないバイラルサイトは、一次ソースとしては極力使用をしていません(そのまとめに一次ニュース記事があり、そちらで信憑性の確認が取れる場合は別)。本来ならば媒体を問わず確実な情報は載せるべきなのでしょうが、それらのサイトの信憑性が全体的に低いので、現時点では原則回避しています。Togetterについては悩みましたが、ここにしかソースの形となっている訂正情報があることもあり、個別に読んで載せています(他に信憑性が高い記事等があれば、そちらから引用しています)。
また、単に私が見逃している可能性があるものもございます(ニュースを見てブックマークしていた時間は、私生活での空き時間とリンクしていたので)。
今後、順次見ながら入力してゆく予定です。
Q:自分ならもっといいものが作れる!
お願いします作ってください。かなりマジで。出来れば恒常的更新が出来るところで。
こんな簡易版より、もっと使いやすく、過去に起きたことが調べられるものがあったほうが、未来に対してのデマの防止にも繋がると思いますし。
そもそも、「情報の検証」という作業は、その情報の信憑性に対して誠実に調べるという前提を守りつつ、出来るだけ多くの人が幅広い立場から取り組むことが理想だと私は思っているので、それが正確なものであるならば(意図的な情報操作に使われたりしないものならば)、たくさんの人が携わることがよいと思います。だから正確性に可能な限り心がけていただけるのでしたら、こういうのとか情報検証が複数あってよいのではないかと。
少数もしくは単体の個人、組織がやった場合、ミスを見逃す場合だってありますし。人間はミスをするからこそ誤報やデマも生まれてしまうわけで。
今後の予定
まだ未完成なので、時間があり次第順次改良を加えてゆく予定です。
具体的には以下のことを検討しています。
・未登録のニュースやTwitterでのデマ訂正情報の入力(とりあえず震災の起きた2011年以降を中心に)
・検索システムの導入(プラグインorGoogleのサイト内検索)
・出来ればカレンダーからページを挟まず直接記事へのリンク
・ブログ内の他の記事やコンテンツとの連動(ニュースカテゴリごとのまとめとか)
・記事一覧ページを見やすくする(ジャンル毎にソート出来るようにするなど)
・タグ検索(一応記事毎に簡易タグは入れてあるのですが、それをどう表示させるかがわからないので現在隠れています)
・おそらく時間経過で消えるニュースの処理(アーカイブページへの誘導など)
・信憑性再確認(時間経過で真相が変わるもの、判明するものもあるので)
・情報提供フォームみたいなもの
システムに関してはあまり詳しくないので、調べながらになります。Event Organizerでのカスタマイズがわかり、こうしたほうがいいと思われた方は教えてくだされば幸いです。