ポケモンGOが日本で配信開始になってから10日あまりが経過しました。しかし、日本での配信前からアメリカなどでデマが流れていたように、日本で配信開始されてからもまた別のデマが流れています。
ここで注意喚起も兼ねて、ここのところ流れたポケモンGOに関係するデマの一部をまとめてみました。
レアポケモン出現のデマ
モンスターの発見情報は細かいのを含めて結構流れているようですが、デマもかなり含まれているようです。こと本家ポケモンでもレアの代表格といわれるミュウツーにおいては、デマが広まっている模様。
現状ではミュウツーを街中でGETしたという報告はありません。釣りなどのデマ(もしくは不正改造)と思ってよいでしょう。
徒労に終わるだけならまだしも、ことによっては悪意のある人の道具になる可能性もあるので、このへんの情報をそのまま信じるのはやめたほうがよいでしょう。
近大でポケモンGOのせいで事故が発生したというデマ
近畿大学において階段転落事故が発生し、救急車が出ることとなったが、その理由がポケモンGOのプレイ中だという情報が一部ニュースサイトやまとめから流れた。しかし当時ポケモンGOをプレイしていた訳ではないと広報から否定(事故に遭った本人がポケモンで事故に遭ったわけではないというTweetもあるが、本人か未確認なのでそちらはソースとして保留)。
海外で流れたポケモンGOによる事故デマ
アメリカでも「データを消されたと思った兄が弟を殺害した」、「高速道路でピカチュウを捕まえようとして事故」といった情報が流れましたが、上記の記事のようにデマであると否定されています。さらにオークランド黒人射殺事件の抗議デモの時の映像が、ポケモンGOでのもののあるように流れるデマもあったようです。(※追記:デモ映像はTwitterでのネタ投稿がもとのようです)。
ちなみにこれらのソース元はアメリカのニュースサイトcartelpressであることが判明していますが、ここは運営者がデマサイトであるHuzlersと同じということが判明しています。(※一部修正)
動物保護施設がポケモンGO用に犬を貸し出したという情報について
アメリカにおいて「ポケモンGOを堂々とやれない人用に犬を貸し出したら引き取り続出で犬がいなくなった」といういい話系の情報が流れましたが、引き取りは行われたもののいなくなってはいないなど情報に謝りがあったとのこと。分析の詳細は上記リンク先参照。
沢田研二がコンサートで暴言を吐いたというデマ
ジュリー(沢田研二)がコンサートでポケモンGOのプレイヤーをバカにする発言をしたという情報がアサヒ芸能の記事→ネットニュースと流れたが、実際にコンサートに参加していた人からそのようなことは言っておらず、言葉を悪意編集しているという否定が複数。
カイリューGETの自作自演デマとその後の流れ
カイリューがGETできるという誤情報が投稿され、それに怒ったユーザーの揉め事が起こったというような流れ。しかしこれ自体、出てくる実名と称する名前がネットスラングで有名なものなので分かる人にはわかるが自作自演。
しかし知ってか知らずかこれに釣られたニュースサイトが、この流れを真実のように書いて流してしまうという二重のデマが発生することとなった。
■(archive)ツイッターで『ポケモンGO』のデマを流して調子に乗っていたクソガキ、ぶっ潰されるwwww : オレ的ゲーム速報@刃
■(archive)Twitterで『ポケモンGO』のカイリュー出現バグという悪質なデマを拡散 本名と住所が晒され逃亡 | ゴゴ通信
今後も関連情報に注意
そのほかにもいくつも細かいものが流れている模様。
■どこまで信じて大丈夫!? 今年拡散されたデマ情報とデマ対策を調査!
ちなみに今後もポケモンGOを釣り餌として悪質なサイトに誘導するものが出るということも十分予想されます。事実まとめ風広告は出ているようです。
■「ポケモンGO」人気に便乗? Twitterや攻略サイトの「2chまとめ風広告」に気をつけて!
ポケモンGOだからというのではなく、大きな話題となるものにはこの手のデマは注目を浴びる為、必ずと言っていいほど出てきます(ある意味災害時のデマもそういうものが含まれる)。注意しましょう